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運営者ブログ - ブラックホールへの落下0.01秒前

ブラックホールへの落下0.01秒前

カテゴリ : 
ニュース
執筆 : 
admin_mb 2013-4-13 23:36
ブラックホールへの落下0.01秒前

地球から約6000光年の距離にある「はくちょう座X-1」は、1971年に発見された強力なX線源で、連星系を形成している伴星がブラックホールの最有力候補と考えられています。はくちょう座X-1は、太陽の約30倍の質量をもつ青色超巨星と、太陽の約10倍の質量の「ブラックホール」と周辺のガス降着円盤が共通重心のまわりを公転しています。
理化学研究所の山田真也・基礎科学特別研究員や京都大学、日本大学、東京大学などの共同研究グループは、X線観測衛星「すざく」を用いた観測により、恒星からのガスがブラックホールに吸い込まれる際、ガスはブラックホールに近づくにつれて増す重力エネルギーを放射のエネルギーに転化し明るくなり、ブラックホールに落ち込む最後の100万分の1秒という瞬間に10億度以上に急激に加熱されていることがわかったとのことです。

ガスが落ち込む天体に表面があるとした場合、天体表面からの強い放射によってガスが冷やされるため、急激に10億度まで加熱することはないと考えられるとのこと。このことから、ガスを吸い込んでいる天体は表面のない天体、ブラックホールであり、更にブラックホールの理論で予想されていたガスの温度上昇、X線の明るさの増加とその後の消失、を支持するものだとしています。

はくちょう座X-1はブラックホールだと思っていたのですが、まだ有力候補だったのですね。
さて、ブラックホールが出てくるSF小説は多数ありますが、今回はノンフィクションを紹介します。「ブラックホールで死んでみる」という興味を引くタイトルのこの本は、宇宙物理学者による科学エッセー集です。

「ブラックホールで死んでみる」ニール・ドグラース・タイソン


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