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運営者ブログ - 超新星爆発の衝撃波のスピードを計測

超新星爆発の衝撃波のスピードを計測

カテゴリ : 
ニュース
執筆 : 
admin_mb 2013-8-18 8:40
超新星爆発の衝撃波のスピードを計測

慶應義塾大学の研究チームが、わし座の方向およそ1万光年彼方にある超新星残骸「W44」の衝撃波の膨張速度を精密に計測することに成功したとのことです。
超新星爆発は、太陽の8倍以上の質量の恒星が最後を迎えた際の現象です。爆発の衝撃波は、物質の組成や物理状態にまで影響位を与えるほどのエネルギーですが、これまで観測に基づいた衝撃波の膨張速度や運動エネルギーの研究は行われてなかったそうです。

今回、研究チームは、野辺山の45m電波望遠鏡とチリの10mASTE望遠鏡を用い、超新星爆発の残骸「W44」と、W44に隣接する巨大分子雲において放出されるミリ波・サブミリ波を観測。観測の結果、W44の衝撃波の膨張速度は約13km/secであること、また超新星爆発が星間物質に与えた運動エネルギー量は10^50erg(太陽が1病患に放出するエネルギーは、1病患に3.6☓10^33erg)の1~3倍であることがわかったそうです。秒速13kmというのは、以外に遅いという印象です。ロケットを打ち上げる際、地球の重力を振り切るために必要な最小速度が秒速約11.2kmですから、これに近い速度ですね。ただ、局所的には秒速100kmを超える分子ガスも検出されるそうです。秒速100kmを超える速度は、水素分子が乖離されない限界の速度、秒速50kmを超える速度ですが、この超高速度成分の起源は現在のところ謎とのことです。

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