運営者ブログ - 観測史上最遠、131億光年先の銀河
観測史上最遠、131億光年先の銀河
これまで確認された中で最も遠い銀河が発見されたとのことです。距離は131億光年。これまでに見つかった最も遠い銀河よりも1億光年程遠いことになります。 131億年前というと、宇宙が誕生してから約7億年後と考えられ、銀河が生まれ始めたと考えられている年代です。この銀河「z8_GND_5296」は、ハッブル宇宙望遠鏡とハワイ島マウナケア山頂のW・M・ケック天文台の口径10メートルの望遠鏡によって観測された赤外線から発見されました。
深宇宙の画像から候補に上がった銀河の正確な距離を測定するには、銀河が放つ光のスペクトルの分析によって銀河の赤方偏移を求めます。赤方偏移は、地球から遠ざかるほど光の波長が長くなることで観測される現象です。この赤方偏移が大きいほど地球から遠いということになります。今回、この銀河の赤方偏移が7.5であることが突き止められたそうで、これまでの最遠記録7.2よりも遠いことがわかったそうです。
宇宙が生まれ、まだ天体が生まれていない時代は暗黒時代と呼ばれます。暗黒時代は最初の天体の光によって終りを迎えますが、天体から放たれる光の内、波長の短い強いエネルギーにより、水素原子がイオン化されました。この銀河が発見されたビッグバンから10億年後の宇宙は、不透明な水素の霧に満たされていた状態から高音で質量の大きい恒星とその銀河によって、現在のような透明な銀河間空間へと変化していった再イオン化時代と呼ばれます。
「z8_GND_5296」よりも遠い銀河を発見することも可能ではあるものの、現時点ではそのような観測ができる強力な望遠鏡が存在しないとのこと。原理上は赤方偏移10以上まで観測できるそうで、これは宇宙誕生から3億5000万年後の時代に相当するとのこと。これ以上遡りビッグバンに近づくほど、銀河は更に暗くなります。今後、次世代の強力な観測機器が開発されないと分光学的に確認できる見込みはないそうですが、今後どこまでビッグバンに近づけるか期待しながら待ちたいですね。
これまで確認された中で最も遠い銀河が発見されたとのことです。距離は131億光年。これまでに見つかった最も遠い銀河よりも1億光年程遠いことになります。 131億年前というと、宇宙が誕生してから約7億年後と考えられ、銀河が生まれ始めたと考えられている年代です。この銀河「z8_GND_5296」は、ハッブル宇宙望遠鏡とハワイ島マウナケア山頂のW・M・ケック天文台の口径10メートルの望遠鏡によって観測された赤外線から発見されました。
深宇宙の画像から候補に上がった銀河の正確な距離を測定するには、銀河が放つ光のスペクトルの分析によって銀河の赤方偏移を求めます。赤方偏移は、地球から遠ざかるほど光の波長が長くなることで観測される現象です。この赤方偏移が大きいほど地球から遠いということになります。今回、この銀河の赤方偏移が7.5であることが突き止められたそうで、これまでの最遠記録7.2よりも遠いことがわかったそうです。
宇宙が生まれ、まだ天体が生まれていない時代は暗黒時代と呼ばれます。暗黒時代は最初の天体の光によって終りを迎えますが、天体から放たれる光の内、波長の短い強いエネルギーにより、水素原子がイオン化されました。この銀河が発見されたビッグバンから10億年後の宇宙は、不透明な水素の霧に満たされていた状態から高音で質量の大きい恒星とその銀河によって、現在のような透明な銀河間空間へと変化していった再イオン化時代と呼ばれます。
「z8_GND_5296」よりも遠い銀河を発見することも可能ではあるものの、現時点ではそのような観測ができる強力な望遠鏡が存在しないとのこと。原理上は赤方偏移10以上まで観測できるそうで、これは宇宙誕生から3億5000万年後の時代に相当するとのこと。これ以上遡りビッグバンに近づくほど、銀河は更に暗くなります。今後、次世代の強力な観測機器が開発されないと分光学的に確認できる見込みはないそうですが、今後どこまでビッグバンに近づけるか期待しながら待ちたいですね。