Welcome guest 
メインメニュー
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

運営者ブログ - 「すざく」が明らかにした鉄の大拡散時代

「すざく」が明らかにした鉄の大拡散時代

カテゴリ : 
ニュース
執筆 : 
admin_mb 2013-11-10 21:06
「すざく」が明らかにした鉄の大拡散時代

X線天文衛星「すざく」による、2.5億光年の距離にある銀河団における鉄の分布の観測により、現在の宇宙に存在するほとんどの重元素の起源は、100億年以上前、鉄などの重元素が宇宙全体にばらまかれた時代が起源であることが確認されたそうです。
鉄などの重元素は138年前の宇宙にはまだ存在しておらず、星の内部で形成され超新星爆発とともに周囲に撒き散らされましたが、銀河の外までどのように運ばれるのかはまだわかっていません。

銀河が大量に生まれ始めたのは宇宙が誕生してから約30億年後。この頃に重元素も多く生成されました。この時代の重元素の分布を調べることは現在ではまだ困難とのことで、比較的近くにある銀河団を調査。「すざく」でペルセウス座銀河団を調べたところ、銀河団内の約1000万光年の範囲にわたり、鉄の割合はほぼ一様であることがわかったそうです。つまり、この銀河団が生まれたと考えられる100億年前には、すでに鉄は宇宙に広く広がっていたことになります。
100億年前には数多くの星や巨大なブラックホールが急成長したと考えられている時代で、生み出された重元素は銀河からの強い風によって宇宙に拡散したと考えられます。銀河間の空間で均一に分布するほど強い風が吹いていたということは、この時代の星の生成とブラックホールの成長によるエネルギー開放がいかに莫大であったかが示されるそうです。銀河と銀河の間の空間は物質の密度は低いものの、物質は均等に分布しているということなのでしょうか。銀河の重力の影響を受けて銀河周辺に集まってきそうなものですけどね。

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://moonbasketball.com/modules/d3blog/tb.php/136
お勧め
XOOPS Cube PROJECT
Powered by XOOPS Cube 2.1© 2001-2006 XOOPS Cube Project
Copyright © 2011 MoonBasketball Association all rights reserved.