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運営者ブログ - 巨大小惑星ケレスの有人探査実現か?

巨大小惑星ケレスの有人探査実現か?

カテゴリ : 
ニュース
執筆 : 
admin_mb 2013-11-24 10:54
巨大小惑星ケレスの有人探査実現か?

小惑星ケレスは、火星と木星の間のアステロイドベルトにある、史上初めて発見された小惑星です。このアステロイドベルトですが、他の小惑星集中地域と区別するため、メインベルトとも呼ばれるようですね。
さて、ケレスの直径は約975kmで球形を保つ程の重力があり、準惑星として分類されるサイズです。とはいえ、準惑星の中では最小の部類です。このケレスの外殻の内側には大量の氷が存在する可能性が指摘されているそうです。

小惑星探査というと、NASAの計画にロボット宇宙船で捕獲した小惑星を月軌道まで曳航し、宇宙飛行士を小惑星に送る計画「小惑星イニシアチブ」が進めらえられています。今回発表された小惑星ケレスへの有人探査は実際の計画として発表されたものではなく、「小惑星イニシアチブ」よりも大きな小惑星に人類が降り立つ方法として考案されたものです。

考案された内容によると、太陽から4億1500万キロの距離にあるケレスまではイオンエンジンで向かい、片道270日、総日数2年以内に完了させるとのこと。探査は3つのパートに分かれており、まず宇宙飛行士が現地で過ごすための物資や期間洋の設備、推進剤を無人の補給機がケレスに運びます。次に有人探査機を無人の状態で楕円軌道に乗せて加速。最後に小型カプセルに乗った宇宙飛行士がこの探査機にランデブーしケレスを目指すというものです。計画の難易度は火星の有人探査と同程度とのことですが、それなら火星を目指したほうが良さそうな気がします。小惑星探査は、実際には無人機の方が向いているように思います。

さて、小惑星帯を舞台とした小説もいくつかありますが、最近では「巨獣めざめる」でしょうか。この小説は、人類は月や火星、小惑星帯に進出した時代が舞台で、小惑星帯、火星、地球、はそれぞれ独立しているものの、ある事件から小惑星帯と火星との間で戦争が起きようとするという物語です。タイトルの巨獣ですが、これがこの戦争の原因となる事件の裏にあるもので、なかなか興味深い展開となります。続編もあるようで、非常に楽しみです。レナルズ好きなら気に入るのではないでしょうか。

「巨獣めざめる 上」ジェイムズ・S・A・コーリイ


「巨獣めざめる 下」ジェイムズ・S・A・コーリイ

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