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運営者ブログ - 2018年、人類移住計画『マーズワン』がまず火星で植物を育ててみると発表

2018年、人類移住計画『マーズワン』がまず火星で植物を育ててみると発表

カテゴリ : 
ニュース
執筆 : 
admin_mb 2015-2-16 22:48
2018年、人類移住計画『マーズワン』がまず火星で植物を育ててみると発表

片道切符の火星移住計画「マーズワン」は2025年から開始とアナウンスされていますが、これに先立ち行われる2018年の無人ミッションにおいて、公募されたアイデアの中から火星で植物を育てるとう研究プロジェクトが採用されたとのことです。

容器に植物の種を張り付けたフィルターを入れて火星に運び、到着後に熱や成長培地を作動させ植物を育てるとのこと。いわば小さな温室を持っていくわけですね。運ぶのはシロイヌナズナの種で、栽培が容易なことからISSでも栽培されたことがあるそうです。成長過程は地球からモニタされるそうですが、なんとか成功して欲しいところです。

ところでこの「マーズワン」計画、宇宙開発好きにはたまらない計画ですが、さすがに片道切符の移住はなかなか厳しいと思わざるを得ません。応募している人も、その厳しさを本当にわかっているのか疑問に思います。特に最初の世代は大変です。少なくとも希望者には、南極とか北極圏という火星に比べたら気候も環境も格段に良い地域で、外出するときは常に機密服を着て、シャワーも最小限、肉は食えないといった生活を体験してから行ってほしいものです。設備が貧弱な辺境では、ちょっとした病気や怪我が命取りになることは言うまでもありませんし、日常生活でも例えば風呂には二度と入れませんし、一生酒も飲めなければ肉も食えないということに納得しないと行ってはいけないところです。インターネットくらいは使えるようになっているでしょうが、文明的な食生活をもう一生体験できないというストレスに、果たして現在人が耐えられるのかどうか。最初の熱狂は到着から一週間かせいぜい一ヶ月までで、そこからは厳しい現実が待っています。
個人的には、最初は無人で設備を整え、植物はもちろん鶏とかの小動物も育てられる環境まで整ってから向かい、更には一年後には帰還用の宇宙船を火星軌道まで運び、更に着陸船を流用して軌道まで打ち上げるためのロケットを現地で組み立てられるようする等、いざという時には帰還できるようにしておくべきだと思います。

「火星の人」アンディ・ウィアー


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