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運営者ブログ - ゴンドワナの名残か、インド洋で発見

ゴンドワナの名残か、インド洋で発見

カテゴリ : 
ニュース
執筆 : 
admin_mb 2011-11-23 17:44
ゴンドワナの名残か、インド洋で発見

恐竜の時代に存在したと考えられる大陸、ゴンドワナ大陸の一部と見られる巨大な岩盤がインド洋の深海で発見されたそうです。ゴンドワナ大陸は、現在のインド、南極大陸、オーストラリア大陸を含む超大陸であったと考えられており、今回海底から引き上げられた岩石は通常地上の大陸で見つかるもので、化石も浅瀬に生息する二枚貝のものとのこと。大陸が分裂していく際に残されて沈んだ大陸の名残の岩盤と考えられるそうです。
ゴンドワナ大陸が分裂しインド洋が形成されたのは約1億3000万年前、大陸の一部だったインド亜大陸はアジア大陸と衝突しているため、分裂の経緯は今後も永遠にわからない部分もあるそうですが、今回の発見が研究の助けになればよいですね。

さて、大陸移動は地学的なスケールで進むものですが、SFの世界でも壮大なスケールの期間を舞台にするものは珍しくありません。例えば、惑星のプレートの移動によって海溝にプレートが沈みますが、この仕組みによってその惑星に存在したという証拠を消すというエピソードのあるものがあります。デビッド・ブリンの知性化シリーズでは、この銀河系の知的生命体は全てより高度な文明を持つ種族によって”知性化”された結果、知的生物になったとされています。この知性化をした方とされた方の種族は主従関係にあり、従族は数万年にわたり従属的な地位となります。人類は主族がなく文明を発達させ、この小説の舞台ではイルカやチンパンジーの知性化を独自に行なっていたことから、文明的には他の種族から遥かに劣るものの主族としての地位を得ています。他の種族にとって人類はありえない存在で、人類は伝説の始祖によって知性化されたのではないかとも考えられている存在です。

主族扱いとはいえ、1万年落ちの中古の宇宙船を買ってようやく銀河に乗り出した人類にとって、一部の友好的な種族を除き弱肉強食の銀河列強は脅威の存在です。そのような中、人類と知性化されたイルカによる探検隊が、遥かな昔に遺棄された宇宙船団を発見します。これは伝説の始祖のものでないかとのことで、銀河列強がこの船団を発見した宇宙船を追ってくるという話がスタータイド・ライジングです。
この世界では、列強種族達は進化の黎明期から高度な文明によって教育されているため、地球にあるような神話や迷信の類、天動説や中世の戦国時代のような歴史はまったくなく、謀略や戦術にかけては人類は抜きん出ているのです。この人類の”叡智”で遥かに高度な科学技術を持つ銀河列強をかわし、戦いに打ち勝っていくところが痛快なシリーズです。

先に紹介したプレートが海溝に沈むのを利用するというは、この世界では惑星の生物がある段階に達するまでは関わってはいけないというルールがあり、そのような惑星に何らかの建築物を作る場合は、将来プレート移動によって沈むことがわかっている地域に建設することになっているのです。

「スタータイド・ライジング」デビッド・ブリン
 

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