運営者ブログ - 2012年5月21日の金環日食
2012年5月21日、日本国内では25年ぶりとなる金環日食が観測されました。筆者の自宅でも幸い金環日食前後の30分程度、ベランダから観測できました。金環日食の際にちょっと空気が冷たくなったような感じがして風も吹いてきたのと、ふだん朝に聞くことのないカラスの鳴き声が聞こえてきたのが印象的でした。後、意外と暗くならないと思ったのですが、よく考えると今回の日食は金環日食で皆既日食ではないのです。皆既日食は観たことがないのですが、テレビで観た際には結構暗くなっていましたので、日食というと暗くなるイメージがあったようです。
子供の頃に不思議に思っていたのですが、月は約一ヶ月で地球の周りを回っているのに、なぜ毎月日食がないのかということです。毎月必ず地球と太陽の間に月が位置することになりますし、しかも一ヶ月で一周ということは太陽方向に暫くの間は位置しており、更に地球は1日1回自転しているわけですから、毎月数日の間は日食になってもおかしくないのに、と思ったものです。日食が見られる仕組みの図解を見ると、そのように思う人も多いのではないでしょうか。
なぜ毎月日食や月食が観測できないか。これは、白道面と黄道面、つまり月が地球の周りを周回する軌道面と、地球が太陽の周りを周回する軌道面が5度程ずれており、月は横道面から5度北に行ったり南に行ったりしているためです。更に黄道も天の赤道(地球の赤道を宇宙に延長した面)に対し23度程傾いています。地球と月は38万4400キロ程離れていて、これは地球の直径の30倍程の距離です。このくらい離れていると、軌道面のずれの影響で日食や月食は滅多に起きません。よく見かける日食や月食を説明する図は、地球と月の大きさの比率は合っているものの、距離はディフォルメされてかなり近くに描かれています。そのため実際の距離感がわかりにくいのです。例えば、Windows7のスタートボタンの直径は約30ドットです。これを地球とすると月は1110ドット離れた場所、XGAディスプレイだと横1280ドットですので、右から170ドットの位置にスタートボタンの1/4の直径で位置することになります。結構離れてますよね。
子供の頃に不思議に思っていたのですが、月は約一ヶ月で地球の周りを回っているのに、なぜ毎月日食がないのかということです。毎月必ず地球と太陽の間に月が位置することになりますし、しかも一ヶ月で一周ということは太陽方向に暫くの間は位置しており、更に地球は1日1回自転しているわけですから、毎月数日の間は日食になってもおかしくないのに、と思ったものです。日食が見られる仕組みの図解を見ると、そのように思う人も多いのではないでしょうか。
なぜ毎月日食や月食が観測できないか。これは、白道面と黄道面、つまり月が地球の周りを周回する軌道面と、地球が太陽の周りを周回する軌道面が5度程ずれており、月は横道面から5度北に行ったり南に行ったりしているためです。更に黄道も天の赤道(地球の赤道を宇宙に延長した面)に対し23度程傾いています。地球と月は38万4400キロ程離れていて、これは地球の直径の30倍程の距離です。このくらい離れていると、軌道面のずれの影響で日食や月食は滅多に起きません。よく見かける日食や月食を説明する図は、地球と月の大きさの比率は合っているものの、距離はディフォルメされてかなり近くに描かれています。そのため実際の距離感がわかりにくいのです。例えば、Windows7のスタートボタンの直径は約30ドットです。これを地球とすると月は1110ドット離れた場所、XGAディスプレイだと横1280ドットですので、右から170ドットの位置にスタートボタンの1/4の直径で位置することになります。結構離れてますよね。