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フォーマルハウトb、惑星ではない?
ハッブル宇宙望遠鏡によって初めて可視光で撮影された太陽系外惑星「フォーマルハウトb」が、惑星ではなく宇宙塵の渦かもしれないという研究が発表されたそうです。
フォーマルハウトbは、地球から約25光年離れた「みなみのうお座」にあるフォーマルハウトの周囲を公転する系外惑星と見られていました。フォーマルハウトは直径約346億キロの塵の円盤に囲まれており、その様子は映画「ロード・オブ・ザ・リング」の「サウロンの目」を連想させるものとして知られています。惑星が発見される前から、円盤の形状や内側のくっきりと見える境界線等が惑星の重力の痕跡と考えられていたそうです。
今回、「スピッツァー宇宙望遠鏡」による新たな観測データや、可視光では青く見えるのに赤外線ではほとんど見えないこと等から、フォーマルハウトbは「ちりの雲」のような質量の小さな天体と考えた方が説明がつくとの発表がありました。赤外線観測は、木星よりも小さい質量の惑星の検出には感度が足りないという反論もあるそうですが、どうなることでしょう。
最近、系外惑星の発見が相次いでいて、すでに700以上もの惑星が見つかっています。新たな惑星の発見と共に、これまでに見つかった惑星に対する研究が進むことでしょう。ハッブルやスピッツァーのような宇宙望遠鏡の口径が大きくなって性能も向上すれば、系外惑星も単なる光の点ではないところまで見えるものなのでしょうか。まだまだ先の話だとは思いますが期待したいですね。
ハッブル宇宙望遠鏡によって初めて可視光で撮影された太陽系外惑星「フォーマルハウトb」が、惑星ではなく宇宙塵の渦かもしれないという研究が発表されたそうです。
フォーマルハウトbは、地球から約25光年離れた「みなみのうお座」にあるフォーマルハウトの周囲を公転する系外惑星と見られていました。フォーマルハウトは直径約346億キロの塵の円盤に囲まれており、その様子は映画「ロード・オブ・ザ・リング」の「サウロンの目」を連想させるものとして知られています。惑星が発見される前から、円盤の形状や内側のくっきりと見える境界線等が惑星の重力の痕跡と考えられていたそうです。
今回、「スピッツァー宇宙望遠鏡」による新たな観測データや、可視光では青く見えるのに赤外線ではほとんど見えないこと等から、フォーマルハウトbは「ちりの雲」のような質量の小さな天体と考えた方が説明がつくとの発表がありました。赤外線観測は、木星よりも小さい質量の惑星の検出には感度が足りないという反論もあるそうですが、どうなることでしょう。
最近、系外惑星の発見が相次いでいて、すでに700以上もの惑星が見つかっています。新たな惑星の発見と共に、これまでに見つかった惑星に対する研究が進むことでしょう。ハッブルやスピッツァーのような宇宙望遠鏡の口径が大きくなって性能も向上すれば、系外惑星も単なる光の点ではないところまで見えるものなのでしょうか。まだまだ先の話だとは思いますが期待したいですね。