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運営者ブログ - 最も近い恒星系に地球大の惑星を発見

最も近い恒星系に地球大の惑星を発見

カテゴリ : 
ニュース
執筆 : 
admin_mb 2012-10-22 23:59
最も近い恒星系に地球大の惑星を発見

日本からは見えませんが、太陽から最も近い場所に位置する恒星ケンタウルス座アルファ星には惑星が少なくとも1つ存在し、今後更に見つかる可能性があるとの研究結果が発表されたとのことです。この発見は、スイスの研究チームがチリにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)の3.6メートル望遠鏡を使って、4年間ほぼ休みなしに観測して収集したデータを高精度視線速度系外惑星探査装置を用いて分析することで発見できたそうです。このチームはこれまでに840を超える系外惑星を発見しているとのこと。惑星の発見には、公転する惑星の重力場により恒星が引っ張られ、これにより発生する地球に対する恒星の距離のわずかな変動を検出する視線速度法という手法を用いたとのこと。更に、地球から見て恒星の表面を横切る惑星によって定期的に変化する恒星の明るさを検出するという方法で今回の発見を裏付ける予定とのこと。

アルファ星は連星として知られていますが、今回発見された惑星は小さいほうの恒星アルファ星Bのごく近く、約640万キロの距離を公転していることから、溶岩のような表面を恒星に向けているのではないかと考えられるそうです。太陽系の水星は太陽から約5,800万キロの距離ですからかなり近いですね。それでも地球から最も近い太陽系外の惑星であることから、画期的な発見といえるでしょう。また、連星とはいってもアルファ星Aとアルファ星Bの距離は最短で11AUとのことですから、約17億光年とかなり離れていますので、それぞれの恒星をめぐる惑星は今後も見つかる可能性は高いでしょう。ハビタブルゾーンに惑星が見つかる可能性もありますので、今後の調査を期待したいところです。

さて、SFの世界でケンタウルス座アルファ星は時おり登場します。アシモフのファウンデーションシリーズとロボットシリーズは元々は別のシリーズで時代も異なりますが、これらを一連の宇宙史ものとしてつなぐための小説が何作が発表されており、その中に既に伝説となっている人類発祥の惑星である地球を探すという物語があります。その旅の途中でアルファ星系の惑星を訪れるというエピソードがありました。
また、ソーヤーの「イリーガル・エイリアン」では、アルファケンタウリからエイリアンが地球を訪れます。ファーストコンタクトものですが、地球人の惨殺したいが発見され容疑者としてエイリアンがつかまり裁判になるという物語です。

「イリーガル・エイリアン」ロバート・J・ソーヤー

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