Welcome guest 
メインメニュー
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

トップ  >  コートについて  >  リングの高さ
架空のスポーツ リングの高さ
リングの高さをどうするか

地球よりも6倍の高さまでジャンプできる月面でのバスケットボール、ムーンバスケットボールのリングの高さはどの程度の高さが適切なのかを考えます。

地球ではバスケットボールのバスケットリングの高さはコート面から10フィート(約3.05m)です。身長1m85cmの人が腕を伸ばして仮に230cmの高さに手が届き、90cmジャンプできればダンクシュートができるとしましょう。ボールの直径が24〜25cm程ですので、ボールをコントロールできる程度手がリングよりも上に到達していれば、ボールをリングに押し込めると考えます。

※NBA選手の垂直高飛びの平均は70cmに満たないそうですが、ここでは助走してジャンプする場合を想定しています。

月面でこれに相当する高さを設定する場合、腕を伸ばした身長230cmにジャンプ力90cm×6の540cmを足した770cmがリングの高さ、ということになります。三階建ての建物の三階の天井くらいまでの高さがだいたい8m程ですので、そのちょっと手前という感じでしょうか。

バスケットボールと同じ広さのコートでリングの高さが7.7mあるとしたら、ジャンプシュートは良いにしても、3ポイントシュートやフリースロー等、コート上からのシュートはリングが遠くそう簡単に決まらなくなりそうです。また、かなり急角度で見上げないといけなくなるので何か工夫が必要です。方法としては次のようなことが考えられます。

1)リングの高さを地球と同じ3.05mにする

2)リングの高さを7.7mとするが、リングの直径を大きくする

3)リングの高さを3m〜7.7mの間で適切な高さに決める

高さを考える際に考慮しないといけないのは、ゴールテンディングというルールです。このルールは、ショットされたボールがリングよりも上にあって、更に落下している間にオフェンスがボールに触れると得点にはならず、ディフェンダーが触れた場合は得点になるというものです。

地球の場合、例えば3ポイントシュートのように放物線を描くシュートにディフェンダーが触れるとしたら、ボールがリング向かって落ちてきたところで意図的に触れる以外にありませんが、ムーンバスケットボールの場合、リングが地球よりも高い場合はボールがリングの高さにいたるまでに距離がありますし、リングの高さ設定によってはリングより上に体を持っていくことも可能なので、攻撃側が意図的にディフェンダーにボールをぶつけることもできます。滞空中にボールをよけるのは困難なので、ディフェンダーはディフェンスの際にうかつにジャンプできないということにもなります。ルールは極力バスケットボールと同じにしたいと考えていますので、ムーンバスケットボールでもゴールテンディングのルールを適用するものとして、高さを検討していきます。



リングを地球と同じ3.05mの高さにした場合

まず1)、リングの高さを地球と同じにした場合を考えてみましょう。この場合、リングの倍の高さまでジャンプできますので、リングよりも高い位置からのシュートの機会が増えることになります。

立っている場合は手が届かず、ジャンプするとその倍の高さまで飛び上がれるというのは地球上では考えにくいですが、敢えて例えるなら、リングが1.5m程度の高さでコートに腰を下ろすか車椅子に座るなどして低い姿勢でプレイし、ジャンプ時は立ち上がってジャンプしても良い、といったよう場合でしょうか。座った状態で手を伸ばしてもリングには届きませんが、立ち上がってジャンプするとリングの上の位置からシュートを放てるという感じです。

地球でのバスケットボールでは、シュートを放つ位置から見てリングは基本的に上にあるのに対し、1)の場合は下に位置する場合もあるわけですから、リングは三次元の空間の中に位置づけられることになります。この場合、ディフェンダーもリングの高さ以上にジャンプし、体でリング全てをカバーすることもできますが、ゴールテンディングのルールによりリングよりも上にジャンプしシュートを放たれたら防ぎようがありません。高くジャンプすれば何の障害もなくシュート体勢を取れるわけですから、シュートが容易に決まりそうにも思います。

※ゴールテンディングとは、ショットされたボールがリングよりも上にあって、更に落下している間にボールにオフェンスが触れた場合に得点にならず、ディフェンダーが触れた場合に得点になるというもの

先ほどの低い姿勢でプレイする例えの場合でいうと、ディフェンダーが立ち上がったりジャンプできないとしたら、シュートは簡単に決まります。逆に、ゴールテンディングをなくしてリングよりも高い位置から放たれるシュートをブロックできるとした場合、今度はディフェンダーに有利になりすぎてしまいます。従って、地球と同じ高さは無理という結論です。


リングの高さを7.7mとし、直径を大きくした場合

次に2)の場合、高さは7.7mでリングのサイズを大きくする場合を考えます。仮にリングの直径を二倍にしたら高さが7.7mでもシュートは決まりやすくなるでしょうか。

※バスケットボールのリングの直径は約45cm、ボールの直径は約24cm

 リングの高さが7.7mの場合、フリースローラインからリングまで距離を地球上のコートに当てはめると、だいたいセンターラインとスリーポイントラインの中間あたりからの距離に相当します。ボールも軽くなっていますからリングにボールが届かないということはないでしょう。リングの直径が二倍もあれば逆にシュートが決まりやすいくらいかも知れません。またバックボードの大きさも合わせ、リングの高さ同様、どの程度の大きさにするのが良いかは試行錯誤の上決定する必要がありそうです。

なお、リングが高くなった分見上げる角度は大きくなり、フリースローラインに立つプレイヤーから見ると、バスケットボールの場合の約15度に対しムーンバスケットボールでは約60度となります。地球のコートで60度というと、リングから120cmくらいの距離から見たリングに相当します。3m程度の高さであれば、リングのすぐ下以外では意識して上を見なくても自然とリングが目に入りますが、7.7mとなると見上げる必要があります。リング下ではかなり急角度というか真上を見る感覚ですね。見上げる角度という問題はあるものの、リングの直径を大きくすればコート上からのシュートに対しても7.7mという高さは障害にならないと考えます。ジャンプ力に応じた高さでもありますので、ムーンバスケットボールの特徴を活かすには調度良さそうな高さです。


リングの高さを3m〜7.7mの間で適切な高さにする場合

3)1)2)の折衷案です。ゴールテンディングのルールをムーンバスケットボールでも適用したいと考えていますので、リングよりも上にジャンプできる空間が広いとディフェンス側は防ぎようがありません。リングよりも上に滞空できる時間がある程度短い6mの場合で考えて見ましょう。この場合も、1)よりはリングの上に滞空できる時間が短いとはいえ6m近くジャンプできるので、高くジャンプすれば余裕でシュートを決められそうです。


このように考えてくると、ジャンプしたプレイヤーがリングよりも上にいる時間が長くならない高さで、リングが地球上のコートに比べて高く遠くなる分シュートが決まりやすいよう直径をある程度大きくし、バックボードもこれに合わせ拡大することが必要です。

ここでは、リングの高さを7.7m、リングの直径を地球のバスケットボールの約1.5倍の65cm、バックボードは縦横比同じで面積2倍の254.4cm×148.5cmとします。つまり2)案です。高さ7.7mは、先に考察したように身長185cm、ジャンプ力540cm(地球では90cm。助走してジャンプする場合を想定)の人がダンクシュートできる高さです。地球でのジャンプ力の差10cmが月面では60cmにもなりますので、7.7mの高さは余裕でリングの上まで手が届くプレイヤーがいることは確かですが、リングよりも高い位置に腕をあげていられる時間はそれほど長くありませんので、ディフェンスにとってもオフェンスにとってもそれほど優位でも不利でもないと考えます。

 問題はリングが7.7mも上にあるとコート上からは真上を見上げるような感覚になる点ですが、そもそもローポストから見ればリングはほぼ真上ですし、ローポストのエリアが広くなったと考えてやむなしとします。


以下の図は、バスケットボールのコートに、ムーンバスケットボールのリングを当てはめてみたものです。コートから高さ7.7mの間の広い空間をプレイヤーがジャンプしパスを回したりシュート、ディフェンスする様は迫力があることでしょう。



地球上のバスケットボールのリングの高さとの比較とコートの広さのイメージ

 


コートイメージ


 

カテゴリートップ
コートについて
次
コートの広さ
お勧め
XOOPS Cube PROJECT
Powered by XOOPS Cube 2.1© 2001-2006 XOOPS Cube Project
Copyright © 2011 MoonBasketball Association all rights reserved.