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月面での生活

地球の1/6という環境での生活ですので、そのままだと筋力が衰え骨の密度にも影響が出ることは避けられません。そのため、月面で暮らす者にとって筋トレは欠かすことのできない日課です。地球に戻ったときに立つこともできないというのは避けたいところですから。筋トレ用のトレーニング機器や施設はもちろんですが、長期滞在者向けには地球並みの重力を人工的につくり出す施設がやはり必要です。とはいえ人口重力のような遠い未来の技術ではなく、遠心力というよく知られた技術により実現します。

もちろん、遠心力を使うといってもNASAのトレーニングマシンのようなアームの先に固定された椅子に坐って回転するものではありません。回転するすり鉢状の施設で、外縁部に行くほど斜面が急になるような仕組みのものを用意し、最外縁部で地球の重力に相当する遠心力が得られるというものを考えます。この外縁部で回転方向に走れば地球以上の遠心力を得ることもできます。J・P・ホーガンの「終局のエニグマ」に出てくる“施設”のような感じですね。

すり鉢の中心部は円形の平面になっていて回転しておらず、このフロアに地下から上ってくる階段の入り口があります。ここから回転する外縁部に“登る”ことで遠心力のかかったエリアに入ります。回転部の内側は回転も遅いので、エスカレータに乗るような感覚で踏み入れることができるでしょう。この施設は単に回転するすり鉢状の体育館ではなく、居住施設としての設備、食堂や宿泊施設、レクリエーションルームや公園、あるいはオフィス的な役割を果たす施設としても使えるでしょう。直径が100mもあれば外周が314m、すり鉢上で斜面になってますから面積もそこそこあります。ここで過ごすだけでも体力づくりができることでしょう。


また、月面での居住施設は基本的に地下に作られます。月の大気は地球の10京分の1という極めて薄いというか真空ですので、小さな隕石でもそのまま地表まで達してしまいます。当初の月面基地は地上に作られると思われますが、本格的に人が住み始めるとなるとやはり地下に作る必要があります。窓の外に地球が見える、というのは理想ですがなかなかそうも行きません。なお、月の”一日”は約一ヶ月です。居住のためのエネルギー源としての太陽光を利用するためには、極付近に建設することになると考えられます。


続き「実現度」


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